私が会社を立ち上げた思いは、純粋に好きを仕事にしたいと言う思いで始めました。幼少期から両親に山、川、海などでキャンプやアウトドアアクティビティをする事を教えられ、それが大人になっても続いているという事です。

しかし、好きな事を仕事にしたいという事は出来そうでなかなか出来ませんでした。私が40歳の時にその転機がやっと来たのです。

休暇で訪れたオーストラリアでたまたまアウトドア展示会に脚を運んだんですね。その時ある面白い商材を目に致しました。それが持ち運びが出来る薪ストーブとBBQグリルが一体型になった商材でした。

直感でこれは日本でも売れると思ったんです。その理由は、このような一石二鳥的な商材が日本には無かったのです。そして持ち運びが出来る薪ストーブを使えば冬キャンプが楽しくなると思いました。

直ぐにその会社と代理店契約を交わし、いままで勤めていた会社を直ぐに辞めてこの薪ストーブ販売事業を立ち上げました。立ち上げ当初は、2から3年間は商材の売上がなかなか伸びず大変苦労致しました。

夏シーズンには、月の売り上げが平均的なサラリーマンの給料と同じぐらいしか売れない事があり、事業を投げ出そうと思った事もありました。

販売に苦労した原因は、季節的商材である事、また商材の販売価格が当時としては高価だったのと、冬にキャンプをする人達がほとんど居ないという事でした。

しかし、この事業で生き残れる道は、売れない物をどのように売れば良いか考えるしかありません。積極的にアウトドアショップへのアピールと多くアウトドアイベントや展示会に出展して来た事で顧客や販売店さんにアウトドア用の薪ストーブが認められ販売拡大へと繋がりました。

そこで次々と海外の持ち運びが出来る薪ストーブ商材の代理店を獲得して日本でアウトドア用薪ストーブ市場を構築する事が出来ました。

事業開始から9年経ちましたがここ数年は、冬の週末にキャンプ場が予約できない程、冬キャンプ市場が確立した事が何より嬉しい事です。今まではアウトドア商材はゴールデンウィーク前からお盆頃までしか売り上げを伸ばすことが出来ませんでしたが、現在は通年を通してアウトドア商材は季節を問わず売れる時代になった事が凄いと思っております。

これからもアウトドア好きな社員を増やし、楽しい会社作りをして、日本に無いような面白い商材を取り扱って行ければと思っております。

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